シンポジウム 6
「原点回帰:体腔液細胞診における形態学的診断」
シンポジウム6の投票
事前投票にご協力ください。
バーチャルスライドについて
- バーチャルスライドの操作手順は、以下のファイルをお読みください
- 共通ログインアカント
- Username:jscc66s / Password:2025
- ※スライドカンファレンスのログインアカウントとはUsernameが異なります。ご注意ください。
- バーチャルスライド公開サーバ混雑時のお願い
- サーバへの同時アクセス数が混雑する時に、バーチャルスライドのご参照が遅くなる場合があります。
その場合はバーチャルスライドのご参照を、一旦時間をおいて再ログインをお試しください。
症例1
- 出題者
- 西中村恵輔(福岡大学病院 病理部・病理診断科)
症例概要
- 年齢
- 70歳代
- 性別
- 女性
- 材料
- 右胸水
- 臨床診断
- 胸膜中皮腫疑い
- 臨床情報
- 右胸部違和感のため前医受診。右胸水貯留を認めたため精査目的にて当院紹介受診。CT検査では右側に少量の胸水貯留ならびに右胸膜の一部に軽度の結節性肥厚を認めた。PET-CTでは明らかなFDG異常集積は認められなかった。
診断確定目的にて胸水細胞診および胸膜生検が施行された。
細胞像(以下のバーチャルスライドをご覧ください)
選択肢
- 反応性中皮細胞
- 中皮腫
- 腺癌
症例2
- 出題者
- 中村純子(兵庫医科大学病院 病院病理部)
症例概要
- 年齢
- 60歳代
- 性別
- 男性
- 材料
- 右胸水
- 現病歴
- 高血圧,アルコール性脂肪肝,アルツハイマー病
- 臨床診断
- 中皮腫疑い
- 臨床情報
- かかりつけ医にて腹部エコーの際に右胸水の貯留が発見されたが、CTやPET検査にて腫瘍所見は認められず、精査目的で転院となった。転院先で右胸水および右胸膜に限局性病変が認められ、当院へ紹介受診となった。
胸部CT検査で右胸膜の軽度肥厚を認め、PETにてFDG集積が観察されたため、診断確定目的で胸水細胞診および右胸膜生検が施行された。
細胞像(以下のバーチャルスライドをご覧ください)
選択肢
- 反応性中皮細胞
- 中皮腫
- 腺癌
症例3
- 出題者
- 日下卓万(埼玉医科大学総合医療センター 病理部)
症例概要
- 年齢
- 60歳代
- 性別
- 女性
- 材料
- 腹水
- 臨床診断
- 骨盤内腫瘤
- 臨床情報
- 子宮筋腫の経過観察中に腹部膨満感と下腿浮腫を自覚。腹水が指摘されたた め細胞診検査に提出された。
細胞像(以下のバーチャルスライドをご覧ください)
選択肢
- 腺癌(肺癌)
- 腺癌(卵巣癌)
- 中皮腫
症例4
- 出題者
- 若林 良(公立昭和病院 臨床検査科)
症例概要
- 年齢
- 80代
- 性別
- 男性
- 材料
- 左胸水
- 臨床診断
- 癌性胸膜炎疑い
- 臨床情報
- 当院内視鏡下食道生検にて扁平上皮癌と診断。他院にて非開胸食道切除手術を施行。当院で経過観察を行っていたが、術後6か月に咳嗽と痰、呼吸苦が出現。血液学的検査にてCRPの上昇がみられ、胸部X線撮影とCT検査を実施したところ著明な左胸水貯留とリンパ節腫大が認められた。癌性胸膜炎が疑われ胸腔ドレナージを施行した。
細胞像(以下のバーチャルスライドをご覧ください)
選択肢
- 扁平上皮癌
- 腺癌
- 中皮腫
症例5
- 出題者
- 渡部涼子(北海道大学病院病理部/病理診断科)
症例概要
- 年齢
- 70歳台
- 性別
- 男性
- 材料
- 左胸水
- 臨床診断
- 肺癌疑い
- 臨床情報
- 左胸水貯留、右肺門・縦隔リンパ節腫大を主訴に当科紹介受診。
CTでは肺野を含め原発となる病変や胸膜肥厚は指摘されなかった。PETでは右肺門部リンパ節にSUVmax=9.941、右鎖骨上窩リンパ節にSUVmax=4.811の集積を認めた。原発を推定する病変及び集積は認めなかった。 診断確定目的にて胸水細胞診が施行された。
喫煙歴;7本/日×53年 BI=371
細胞像(以下のバーチャルスライドをご覧ください)
選択肢
- 腺癌
- 中皮腫
- 非ホジキンリンパ腫
- 悪性黒色腫
- SMARC A4欠損未分化腫瘍