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スライドカンファレンス

症例1　子宮頸部

症例概要

年齢

50代前半

採取部位/方法

子宮頸部ブラシ

標本作製/処理法

LBC法/BD SurePath法

臨床情報

月経周期12日目、妊娠2・出産2
約1年前他院にて細胞診AGC
精査目的にクリニック受診
コルポ診にてW1
CIN確認のため細胞診・組織診された

細胞像（以下のバーチャルスライドをご覧ください）

設定：25Layer/１μｍ間隔

• バーチャルスライド

推定組織型

1. 正常/良性頸管腺細胞
2. HPV関連上皮内腺癌（低異型度頸部腺上皮内腫瘍：Low-grade CGIN）
3. HPV関連上皮内腺癌（高異型度頸部腺上皮内腫瘍：High-grade CGIN）
4. HPV関連上皮内腺癌（重層性粘液産生上皮内病変：SMILE）
5. HPV関連腺癌（通常型内頸部腺癌）

症例2 呼吸器

症例概要

年齢

70代

性別

女性

採取部位/方法

右B1からの気管支洗浄液

標本作製/処理法

LBC法/BD SurePath法

臨床情報

健診レントゲン検査での胸部異常陰影にて紹介受診。喫煙歴なし。
特筆すべき既往歴なし。

細胞像（以下のバーチャルスライドをご覧ください）

設定：11Layer/１μｍ間隔

• バーチャルスライド

推定組織型

1. 正常線毛円柱上皮細胞
2. 腺癌
3. 扁平上皮癌
4. 小細胞癌
5. 非小細胞癌

症例3 唾液腺

症例概要

年齢

70代

性別

女性

採取部位/方法

顎下腺穿刺吸引

標本作製/処理法

直接塗抹後の穿刺針内をTACAS Ruby液で洗浄し、これをLBC標本(TACAS法)とした。

臨床情報

喫煙歴なし。前医にて関節リウマチ、骨粗鬆症、高血圧症に対しMTXや生物学的製剤を使用し治療中。
約3ヶ月前に左顎下部のしこりを自覚した。通院中の前医にて超音波検査を施行したところ左顎下腺に腫瘤性病変を認め、精査目的に当院耳鼻咽喉科を紹介受診となる。
当院にて超音波検査再検したところ、左顎下腺内から前方に突出するように径28.4×24.7×18.1mm大の分葉状腫瘤が認められた。腫瘤内部はやや不均一で嚢胞域を伴っており、また血流が認められた。明らかな石灰化は認められなかった。
触診にて左顎下腺と一致する領域に30mm大のやや硬い腫瘤を触知した。軽度の圧痛があり、可動性良好であった。

細胞像（以下のバーチャルスライドをご覧ください）

設定：19Layer/１μｍ間隔

• バーチャルスライド

推定組織型

1. 多形腺腫
2. 基底細胞腺腫/腺癌
3. 腺様嚢胞癌
4. 上皮筋上皮癌
5. 多形腺腫由来癌

症例4 乳腺

症例概要

年齢

70代

性別

女性

採取部位/方法

左乳腺A区域穿刺吸引

標本作製/処理法

LBC法/BD SurePath法

画像所見

乳房超音波検査にてカテゴリー判定 4

臨床情報

右乳癌(組織型：浸潤性小葉癌StageⅠ)の既往があり、左乳腺A区域に10×9×8㎜の平滑な腫瘍が観察され嚢胞内腫瘍を疑った。

細胞像（以下のバーチャルスライドをご覧ください）

設定：19Layer/１μｍ間隔

• バーチャルスライド

推定組織型

1. 乳管内乳頭腫
2. 線維腺腫
3. 非浸潤性乳管癌
4. 浸潤性乳管癌
5. 浸潤性小葉癌

症例5 甲状腺

症例概要

年齢

40代

性別

男性

採取部位/方法

甲状腺穿刺吸引

標本作製/処理法

LBC法/BD SurePath法

画像所見

甲状腺右葉に最大径26mmの結節

臨床情報

近医で頚椎ヘルニアを疑い撮影したMRIにて、甲状腺腫瘍が疑われ、精査、加療目的で当院を受診した。

細胞像（以下のバーチャルスライドをご覧ください）

設定：13Layer/１μｍ間隔

• バーチャルスライド

推定組織型

1. 嚢胞液
2. 腺腫様結節
3. 膨大細胞腫瘍
4. 乳頭癌
5. 正中頸嚢胞